インキ量削減が大成功の予感。
本日、スクリーニングの%が印刷適正の350%を越えた印刷物を刷ってました。
しかーし、500枚ほど印刷して裏を見てみると、
ブロッキングの一歩手前、裏写りしてたんですよ!
ヤレに使った三菱製紙のVマットは無汚れ。
問題は本紙の微塗工嵩高紙なんです。
この紙は、ずっと使ってみたかった紙なんですが、先が不安…
インキは東洋インキのNEX-T1にEXドライヤーをイン!
パウダーはニッカリコのNP200をチョイス!
それでもダメかと諦めかけた時、ひらめいた!
「そうだ、アレをやってみようー!」
アレとはフジのxmfに標準装備しているインキ量削減設定。
もともとウエノさんのゼプラを導入しようとしていたのですが、
xmfにバージョン的にギリギリ標準で入っていました。
インキ量削減とは、CMYで再現されている黒の要素をKに変換するというもの。
暇になったらテストしようと思っていたのですが、もう時間がない。
制作で画像を350%以内に調整する時間もないので、ぶっつけ本番!
もともと入っていた3つの設定の中から、最も効果がある設定で実践。
ある部分の調整前。
ある部分の調整後。
およそ、370%から、なんと290%になっとる!
マジかー!スゴい。しっかりKの量が増えとる!
印刷物の写真は都合上、撮ってませんが、色もほぼ合ってる。
逆に普通にPS出力するより自社の出力と合ってるし…
とにかくね、苦労してたグレーが合うんですよ。
印刷めっちゃ安定しますよ。試してみるもんですね。
しばらくはこの設定で調子見ながら、
ドットゲインカーブを調整していきます。
ロングラン印刷してて感じたのは、ツボのインキの減り方がいつもと違うってこと。
CMYより、普段は補色としてのKがCMYより減っていく。
xmf を使ってらっしゃる方がいましたらお試しあれ。
個人的な感想ですので効果を推奨するわけではないです。
ただ、僕はこの設定で許される仕事はコレでいきます!
jump!jump!jump!
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