印刷用語解説⑤
リッチブラック
名前からしてもちょっと高級感があります。
リッチブラックは、単純に言えば濃いブラック
ルーペを持っている人は、印刷物に『このブラック濃いなぁ!』と感じたら、
ノゾイテミテクダサ~イ。
黒色の影から紅や黄が見え隠れしているかもー。
カラーは、墨・藍・紅・黄の4色で印刷します。
全てを100%にすると400%ですが、それは、ちっとリッチ過ぎ。裏移り(汚れ)の原因になります。
ベタ印刷濃度の限度は、約350%以内だと言われいます。
例えば、
黄 … 75%
紅 … 75%
藍 … 75%
墨 … 100%
合計… 325%
のようにデータを作成してもらいたいです!
これは画像データにも同じことが言えて、フォトショップなどで作業する場合は濃度が濃いところにスポイドをあてて、約350%以内まで調整しておいてもらいたいものです。
ただ、上質紙みたいに乾きが悪い紙の場合はもう少し控えめで。
僕は、印刷物だけでなく、濃いブラックのモノを目にすると、
『リッチブラックやねぇ!』と言ってしまいがち。
ちなみに僕の使ってるコの字ルーペの色もリッチブラックぽいっす!