インキ量削減が大成功の予感。

 

本日、スクリーニングの%が印刷適正の350%を越えた印刷物を刷ってました。

しかーし、500枚ほど印刷して裏を見てみると、

ブロッキングの一歩手前、裏写りしてたんですよ!

ヤレに使った三菱製紙のVマットは無汚れ。

問題は本紙の微塗工嵩高紙なんです。

この紙は、ずっと使ってみたかった紙なんですが、先が不安…

 

インキは東洋インキのNEX-T1にEXドライヤーをイン!

パウダーはニッカリコのNP200をチョイス!

それでもダメかと諦めかけた時、ひらめいた!

 

「そうだ、アレをやってみようー!」

アレとはフジのxmfに標準装備しているインキ量削減設定。

もともとウエノさんのゼプラを導入しようとしていたのですが、

xmfにバージョン的にギリギリ標準で入っていました。

インキ量削減とは、CMYで再現されている黒の要素をKに変換するというもの。

暇になったらテストしようと思っていたのですが、もう時間がない。

制作で画像を350%以内に調整する時間もないので、ぶっつけ本番!

もともと入っていた3つの設定の中から、最も効果がある設定で実践。

 

 

ある部分の調整前。

20130419-220239.jpg

 

 

ある部分の調整後。

20130419-220332.jpg

 

 

およそ、370%から、なんと290%になっとる!

マジかー!スゴい。しっかりKの量が増えとる!

 

印刷物の写真は都合上、撮ってませんが、色もほぼ合ってる。

逆に普通にPS出力するより自社の出力と合ってるし…

とにかくね、苦労してたグレーが合うんですよ。

印刷めっちゃ安定しますよ。試してみるもんですね。

 

しばらくはこの設定で調子見ながら、

ドットゲインカーブを調整していきます。

ロングラン印刷してて感じたのは、ツボのインキの減り方がいつもと違うってこと。

CMYより、普段は補色としてのKがCMYより減っていく。

 

xmf を使ってらっしゃる方がいましたらお試しあれ。

個人的な感想ですので効果を推奨するわけではないです。

ただ、僕はこの設定で許される仕事はコレでいきます!

 

jump!jump!jump!

人気ブログランキングに参加しています。

ブログランキング・にほんブログ村へ
→ 木材・紙・印刷ランキングへ
→ 高知(市)情報ランキングへ


→ 高知県ブログランキングへ
→ 広告・出版業ランキングへ